2004年04月26日 勝目知里
勝目知里
ハートがファンシーだ。服装はファンキーだ。
ほんっとにいっつも可愛い格好をしやがって!お前の一番のお気に入りをオレに貸してみろ!オレが着たら全てがぶっちぎりだ!お前の服はオレには小さいんだっ!
しかしサイケな彩りの洋服は人生に前向きな姿勢だとウオッ血ングする。夏になると裸の様な格好で出歩く女、そしてとにかく笑い声のデカい女。
彼女の名前は、勝目知里(かつめちさと)。しかし勝目は人にこういう呼びかける『いちごちゃんて呼んでね』
おとこ女でありながらかつて女子高、短大と女社会の荒波を生き抜いてきた私であるが決して「ゆきちゃん」ではないオーラの人間が『ゆきちゃんて呼んでね』と強制したり天使でも何でもないが『エンゼルです』と名乗ったりする空気にかなり不信を抱いていた。最も悩ませたのが『みちこ』でありながら『まちこって呼んでね』と目的が分からないままやりすごした高校3年間、どうしてオレは反発もせず『まちこ』と呼んでしまったのか今でも悔やまれる。
女の子にはそういう自己評価の表現がつきものだ。しばらく忘れていたが、勝目との出会いによって女とはそうであったと思い出した。しかし今から1年位前だろうか『かつめさんは、かつめなの?かちめなの?』と中山が問うたというエピソードがあるが、一番始めに『かつめさんは〜』と呼びかけているにも関わらず『かつめ』か『かちめ』か戸惑うあたり『いちごちゃん』と名乗る勝目にとってその答えは深刻だったに違いない。
そして中山の脳みそが筋肉であると確信した瞬間でもあった。
そしてお前は今まで勝目をどう呼んでいたのか?知る者は居なかった。
今回のウオッ血ングにはタッ血ングも重要な取材材料となった。稽古前のストレッ血の際2人1組になり1人が補助する場合があるがこのタッ血で勝目を分析する。
私は彼女の謙虚さに気づくのだ。ストレッ血補助というのは変に緊張したり、『こっちの方へ』と強くなったりするが勝目の補助には相手への尊重を感じてしまう。
一事が万事とはその事なのか、奴は決して人のせいにしない。
何かトラブルがあった時、あなたならどうする?私なら迷わず人のせいにする。しかし勝目は勝目という奴は自分で責任をきちんととって行く人間だ。あまり頼み事もしない。私などはスキあらば具合が悪くなり他の人にやって貰いそのやって貰った事にイチャモンをつけたりして日々クサクサしながら暇つぶしをしているが勝目は勝目という奴はそんな事を決してしない自分で行動する奴なんだなあ。人相学的にも分厚い唇は人情が厚いと判断される。あったかいハートと頭の回転の速さ機転の利くところとっても尊敬する。
だのに、こんなにも人間として立派に生活していても悲劇はやって来るもので。。。
一緒にご飯を食べたりする機会はよくある。とにかく笑い声のデカイ女だ、どんな腹筋の鍛え方をしてきたのか後でリサーチするが何はともあれ奴の笑い声で食卓は一気に華やかになる。
しかし勝目が一口何かを食らったならばそれは大抵まずい物なのだ。その証拠に「おいしいっ!」と言って食べている姿は“ココアシガレット”以外に見た事はない。
まずい物を食べる確立高し星の下に生まれてしまった彼女のそれは驚きの『あっ!』であったり苦しみの『うっ』であったりストレートに『まずっ!』だったりするが、何かを食べたり飲んだりしては苦しみながら吐きに行く奴の背中を暖かくウオッ血ングするのは私の喜びである。そこで勝目が教えてくれた素人が決してしてはならないおいしくない食い合わせを紹介しよう。
『魚とショートケーキ』この魚はどんな魚でも良いそうだ。そして『するめとリンゴシュース』思いきった食い合わせをしているものだとプライベートの大胆不敵も垣間見られる。そして『するめとリンゴジュース』と徹底した限定の仕方にも頭が下がる、例えば『するめとネクター』だったらば声を荒げて「ほんっとうにまずいからっ!」と言う程でもないのだろうか?前者についても魚を食べるならご飯だと思うがそれをショートケーキで食べるエキセントリックな発想こそ勝目流と言えるだろう。この食い合わせのまずさはやはり彼女以外に気づく者はいなかったに違いない。私がそれらの第二の犠牲者にならぬ様親身に注意してくれる熱意は少し汗ばんだ拳を見ればよく分かる、さぞかし悔しかったろう、無念だったろう。私は“勝目ストップ”が出た食物達を決して食い合わせない!と強く心に誓うのだった。
“エジプト守護動物神占い”では『ウサギ』
【日常生活の細かなことに対しても、ズルをしたり規則を破ったりするのは性に合いません。モラルを重視し、いけないことは「だめ」と指摘するだけの正義感も持っています。裏表がない言動とまっすぐな人柄に加え、優しくて寛大、おおらかな一面も持ち合わせているあなたは、たくさんの人から信頼を寄せられ愛されています。
あなたのもうひとつの長所は道を切り開いていく勇気も備わっていること。危険なこと、マイナスなことには手を出さないという冷静さもあるので、失敗しても大きな痛手を負うようなことはないでしょう。】
確かにそうだ!口が災いの元であるのを知っている女。勝つために多くを語らず、それが勝目。
そして面倒臭いとどんなに呼んでも振り向かない女。それも勝目。
さらに深酒をすると飯野に「豊胸手術の費用を出せ!」と絡んだりする女。それこそ勝目。
ちなみに守護神に『ヒョウ』を持つ私との相性は
【ウサギの良き理解者となってくれます。おだてに弱いヒョウは、あなたが頼めばなんでもしてくれるでしょう。でも、ときにはヒョウの勝手な思い込みで行動されてしまうことがあるかも。コミニケーションを良く取って、誤解のないようにしていくのが、うまく付き合っていくコツです。】
私はおだてに弱く思い込みの激しい人間であったのかガーンッ!! でもどちらかというとお願いを聞いてもらっているのはいつも私の方でこのHPの更新もお世話になっている。親切な奴。『遠慮はいらないよ』と言ってくれるあったかい奴なんだなあ。
もう一つ奴を誉めてみよう!ホームページが可愛い!それを見ると“いちごちゃん”という名前も違和感ないかと思う。勝目のホームページを今だ見た経験の無い方は是非一度ご覧になってみて下さい。女の子の細胞が見える様なそんなページです。
そして私も今、女の子の細胞が自分にも備わっているのか確認しながら女子ばかり9人の芝居に参加させて頂いています。本日26日からの公演になります。下は20歳の女学生から上は33歳の熟女まで。劇りが好きなら年
の差なんてっ!
お話はいい女になる為の学校が舞台。先生1人、生徒8人で回して行きます。でも不思議な感じ。女生徒がいきなり母になったりお婆ちゃんになったりホステスになったり夫になったり歌ったり踊ったりします。生バンドも入ります。最近そういうのが流行っているのか「生バンド入ってる劇観た」という人間が私の周りにもチラホラ。しかしミュージカルという表現はしないで“ミョー(妙)ジカル”というこだわりの表現をしています。
是非確認してやって下さい。
『さなみだレディー』
fukai produce 羽衣
プロデューサー:深井順子
作・演出:糸井幸之介
26日(月) 19:00
27日(火) 19:00
28日(水) 19:00
29日【祝】14:00 19:00
30日(金) 19:00
5/1(土) 14:00 19:00
2日(日) 18:00
白萩ホールにてホームページもあります。
“fukai produce
羽衣”ホームページhttp://www.geocities.jp/hagoromo_fukai/
“さなみだ”とは「さみだれ」と「なみだ」を合体させて作った言葉だそうです。
ちなみに最年長の33歳とはあたしの事です。もうね、同じ干支の子もいるし一回り以上違う子もいるし、若い人の足引っ張らない様に頑張ります。ご都合がつきましたら是非見てやって下さい。
お待ち致しております。
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